DEATH NOTE」という漫画がある。名前を書くだけで人を殺せるノートを持ち、それを使い犯罪者を殺して、犯罪のない世の中を作ろうとする「キラ」と、素性の知れない世界一の探偵で、キラを捕まえようとする「L」の物語だ。
ここでキラは、犯罪者を殺すことで世の中の治安を良くしようとしている。たしかに、すべての犯罪者に死の裁きを下せば、犯罪を犯そうとする人間はいなくなるだろう。現実にもこの思想に賛同できる人も多いだろう。死刑というものも、まさしくその思想から産まれたものなのだ。
ところで、この思想は正しいのだろうか。犯罪者を死刑にすることで世の中をよくしようとする考え方は本当に正しいといえるのだろうか。
日本は「罪刑法定主義」、つまり、あらかじめ罪によって科せられる刑罰が、法律で定められているのだ。そして刑罰には、罰金、何年もしくは無期の懲役、死刑などがある。
そもそも罰とは、悪いことをした者に対する仕置きのようなものなのだ。そして仕置きとは、悪いことをした者を更正させるためのものなのだ。法律に定められた刑罰も、もともと犯罪者を更正させるためにあるのだ。
しかし、死刑だけは違う。当然のことだが、死んだものは更正することはできない。だから死刑は、あくまで更正の手立てのないものに科せられるべきなのだ。



だるいので続きは明日。まぁ書けないかもしれないけど。前のみたいに。